前回のコラムで“冬”が永久脱毛をスタートさせるのにふさわしいシーズンであることをお話しました。
脱毛施術を行うタイミングが毛の生まれ変わりのサイクル“毛周期”と深い関わりがあること、また効果的な脱毛を進めていくためにはこの“毛周期”を味方につけることが大変重要であることをご理解いただけたかと思います。
今回は“冬”に脱毛をスタートさせるもう一つのメリットについてお話します。
医療レーザー脱毛を行なっているクリニックは患者様に対して、次の施術までに
「毛抜きをしないでください!」
「日焼けをしないでください!」
この2点の注意をお伝えしています。
毛を抜いてしまうと毛周期に狂いが生じてしまい、脱毛計画が狂ってしまうからです。
そして、もう一つの重要なこと!それは日焼けをしてしまうとレーザーがメラニンに反応してしまい、お肌の火傷のリスクを高めてしまうというリスクです。
医療脱毛に使用されているほとんどのレーザーは、黒い色(メラニン色素)に反応することで毛に高熱を与え、毛の成長に関わる細胞(毛母細胞)を破壊するという仕組みを持っています。
通常は肌の色と毛の色が識別しやすく、毛のみにダメージを与えることが可能なので、肌への影響の心配はありません。
ところが、日焼けをした肌の場合、肌にもメラニン色素が多く含まれてしまうため、毛だけでなく肌にもレーザーが強く反応してしまうことに・・・
日焼けをした肌に脱毛レーザーを照射すれば、レーザーが肌のメラニン色素にも反応してしまうため強い熱が発生し、火傷を負うリスクが高まります。
また、日焼け肌はレーザー照射時の“痛み”の心配においてもリスクを高めます。日焼けした肌は毛だけでなく、肌全体に照射熱が伝わってしまうので、強い痛みを感じる可能性が高くなるのです。
さらに、日焼け肌は、肌が乾燥状態にあるので、それも痛みを強くする要因となります。
日焼け肌は、通常時の肌より、レーザー照射のダメージを受けやすい状態にあるので、脱毛を行うには適していない肌状態であると言えます。
火傷や痛みのリスクを回避するためには、日焼けをしていない肌に脱毛を行うことが基本です。
その上で以下のような注意点があります。
(注意1)
肌表面の日焼けが引いても、肌内部にメラニン色素が残留している場合もあるので、日焼けが引いて1・2ヶ月の期間を空けてから脱毛を行いましょう。
(注意2)
日焼けをしても肌が黒くならない人も油断をしないでください。実際には紫外線を浴びた肌は内側で炎症を起こしている可能性があります。十分に肌の炎症が落ち着いてから脱毛を行いましょう。
ここまでお話すれば、紫外線量が圧倒的に少ない“冬”が脱毛をスタートさせるベストタイミングであることをおわかりいただけたかと思います。
しかし、紫外線は春夏だけではなく、秋冬も存在します。
「うっかり日焼けしてしまった!」ということがないよう、レーザー脱毛を予定している方は常に紫外線対策を行い施術日に備えることが大切です。
毛周期や紫外線対策を無視した無計画な脱毛は成功しません!
医療レーザー脱毛のメカニズムをよく理解した上で、計画的な脱毛スケジュールを組み立て準備することが大切です。
また、ご自分の毛周期を把握し、より効果的な脱毛スケジュールを立てるためには、専門家のサポートが必要不可欠です。
当院では豊富な知識と経験をもった専門の医師や看護師がカウンセリングを行い、患者様にとって適切な脱毛スケジュールの組み立てを一緒に行います。
脱毛に関する無料相談を随時行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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記事監修:横浜中央クリニック