毛はなぜ生えてくるの?毛のメカニズムなど脱毛についてご紹介します。
人間の皮膚には、毛の再生するシステムが備わっています。そのため、何度抜いてもむだ毛は生えてきます。
永久的な脱毛効果を出すには、このシステムを破壊する他ありません。
レーザー脱毛とは、レーザー光でこの毛の再生システムを破壊するという方法なのです。
レーザー光が黒いものに反応するという特性を利用し、その熱で毛包や毛包周囲組織を破壊して発毛しないようにする治療です。
毛包を破壊し、毛を再生しないように処置することは手術と同等の医療行為ですので、医療機関以外では行ってはならない行為とされています。
レーザー脱毛の特徴は、なんと言ってもそのきわめて高い選択性にあります。
皮膚には少なからずメラニンがあります。そこで肌の薄い色味はある程度素通りし、黒みの強い所(毛)に効率よくエネルギーが集中するような波長のレーザー光を使っていきます。
熱で毛根を破壊する際、目的の発毛部分だけに作用し、表皮には影響を与えません。この選択性により、副作用の少ない本当の意味での脱毛が可能なのです。
1983年にレーザー脱毛が考案され、2000年頃にその原理が確率、最適な波長、最適な熱作用時間、最適な照射エネルギーが導かれ、その後いろいろな機種が広く世に出回りました。
現時点ではレーザー脱毛は、「治療効果」、「治療期間」、「痛み」、「安全性」どれをとっても格段に優れた方法です。
日本人の毛は黒色です。これは毛にメラニンが含まれているためです。医療レーザー脱毛は、メラニン色素を含んでいる組織だけを選択的に破壊します。
レーザー光のエネルギーは瞬間的に毛に大きな熱を与えることができます。直後にその周囲に熱変性を起こさせ、毛の再生機能を無能にしていきます。完全にダメージが与えられれば、半永久的に毛は再生しません。
剃毛した皮膚の断面図。
レーザーは毛穴から伸びたメラニンに反応する。
レーザーを照射したところ。レーザーは黒い毛に吸収されて熱を持ち、周囲に熱変性を起こす。
毛・毛根がレーザーの熱で破壊され、残った毛は抜け落ちる。
周囲への熱変性を起こさせるために
3つの大事な要素があります。
「光の波長」
「照射エネルギー」
「照射時間」
波長の短い光はメラニンへの吸収が良いのですが深部に届きにくい傾向があります。波長の長い光は透過性が良いのですが、メラニンへの反応が弱いです。部位や毛質、肌色により波長を変えていきます。
肌トラブルのない範囲で一番効率の良い強さを選択していきます。③にあげる照射時間と密接な関係があるため、この兼ね合いが大事になってきます。
短時間での照射は毛のみを瞬間的に破壊し、周りには熱が伝わりません。ゆっくりと毛に熱を与えると毛包を超え、不必要な範囲にまで熱が伝わり肌トラブルを起こします。これは②との兼ね合いがとても大事になってきます。
これらを肌質・肌色・部位などの条件に当てはめて、状態に適した照射パラメーターを導き、レーザー照射していきます。
産毛は黒みが少ないため、レーザー光が反応しづらく、レーザー脱毛には向いていません。
そこで当院ではフォトRFという光治療を行うことで、産毛に対応しています。この光治療は非選択的に皮膚表面の色素を取り除く機械で、主にそばかすやくすみといった美白目的に使われる物ですが、同時に皮膚表面近くに存在する産毛システムも除去できます。
体毛には、「成長初期」「成長期」「退行期」「休止期」の4つサイクルを繰り返しており、これを「毛周期」といいます。
レーザー脱毛機で破壊できるのは、休止期以外の毛が備わっている毛根のみです。
その為、脱毛効果を確実に出すために、6週に1回の間隔で複数回に分けて施術を受けていただく方法が1番効果的な方法です。
ご予約から脱毛施術までの流れについてご説明いたします。
まずはお気軽にお電話ください。
脱毛したい箇所、その状況をお話ください。当院のカウンセラーがお電話で伺います。
クリニックの空き状況、費用等をお伝えしますので、ご都合の合う日時を決めてください。
実際に来院されてから、箇所と肌の状況や、以前脱毛した箇所などを伺いながらカルテを作成します。過去の脱毛の状況や、現在服用しているお薬などを確認します。
疾患によってはレーザーが使用できない場合もあります。
カウンセリングは無料ですので、疑問や不安に思われることなど、お気軽にご相談ください。
皮膚の状態を確認します。湿疹等の皮膚疾患がある場合や、日焼け直後の施術は行えません。
場合によってはテスト照射をし、皮膚の変化を診る場合もあります。
問題が無ければ施術を行います。
カウンセリング、診察で検討し、問題ないとなれば、いよいよ施術です。希望に沿って計画を立て、スタートします。レーザーから目を保護するゴーグルをかけ、施術部位にレーザーを適切な強さであてて行きます。痛みに敏感な方にはご希望があれば、表面麻酔(有料)のご用意もございます。照射した後は少し、赤味腫れが出る場合もありますが、翌日にはほとんど消えてしまうため、問題ありません。
アフターケアは施術費用に含まれる一連の治療行為とし、再診料、処置料はいっさいかかりませんのでご安心ください。
施術後に何かご不安な点がございましたら、いつでもご連絡ください。
24時間365日ご相談いただける窓口を設けております。